2015.4.22-サブウェポン探しの旅【影霊衣】
先日の関東デュエルトーナメントでは【影霊衣】を使いました。この記事では【影霊衣】で採用されているサブウェポンと呼ばれる位置づけにあるカードについて記述していこうと思います。
・・・というより本番までの時間が短すぎてサブウェポンと儀式モンスター、魔法の枚数調整しか手が回らなかったので、語ることがそれだけしかないですw
下画像はメインデッキです
今期の影霊衣も前期と同様に《マンジュ・ゴッド》《センジュ・ゴッド》の儀式サーチモンスター2種類は当然として、その他の召喚権を必要とするモンスターカードの採択に個性が表れており、自分が知ってるだけで《ライオウ》《H-C 強襲のハルベルト》《リチュア・チェイン》《ブンボーグ003》(勿論001や004とセットで)の4種類があります。今回は、その中でチェインを選択したのですが、そこに至るまでの経緯を記していきたいと思います。あくまで自分の見解を述べていくだけなので、これが正解だなんてことは無いと思います。
最初はコピーからだったのでライオウ+ハルベルトを試しました。しかし使っている内にライオウは使い勝手が悪く感じました。
・《ライオウ》
勿論、召喚に成功すれば1枚で勝ててしまうポテンシャルはあります。しかし、このカードが存在するとデッキが回せなくなりますし、返しに行く時には"蓋"の意味合いが強いこのカードは足を引っ張る要因でした。
ライオウが微妙に感じたので外した後はハルベルトのみを入れて回していました。しかし、そのハルベルトも欠点が見つかりました。
・《H-C 強襲のハルベルト》
このカードが有効に出来る状況は
①ハルベルト+レベル4で4エクシーズ
②相手の場に表示形式のステータスが1800未満のモンスターの存在で4エクシーズ
③ハルベルト+回るハンド
④直接攻撃でハルベルトをサーチ、アドバンテージを得る
の4種類の場面であり、その状況以外では死に札同然です。大抵の場合は「回るハンドとセット」で光ることが多く、その状況ではハルベルトからの4エクシーズが結論、無くてもいい事も少なくなかったです。あと②のようにハルベルトのみで4エクシーズまで成功したとしても、それを返されるとデッキが回ってなければ有効なアクションが無くて苦しくもありました。
また、後攻向きの能力であるため先攻を渡された場合、ただでさえ5枚で相手のアクションに対応出来るのか怪しいのに、このカードを引いてしまうと手札の中に使えるカードがさらに限られてしまいます。この状況に陥りやすいのが対【海皇】であり、海皇が影霊衣相手に先攻を取る事はまずないのでマッチ中に少なくとも1度は引きたくないカードにハルベルトはなってしまいます。
ハルベルトもライオウも駄目な場面があると思って、デッキのモンスターをセンジュゴッドとマンジュゴッドのみにもしました。
・マンジュゴッド、センジュゴッドのみ
目に見えてモンスター供給が悪くなりました。ゲームが長引くため今期の影霊衣の欠点である持久力の低下による負けが発生し、さらにミラーではダメージレースも重要なのでステータスが低いこの2枚しかない構築だと勝率も微妙になりました。ミラー以外でもダメージを取るのにトップでモンスターカードが欲しいと思うことも少なくなかったので、何かしらモンスターカードが必要だと感じました。
こうして試している内に回るハンドであれば影霊衣は大抵取れる事が分かってきました。「回るハンド」を具体的に言えば儀式モンスター+儀式魔法+シュリットの3枚が手札に存在する事です。一度これによる儀式を行うだけで、例え召喚した儀式モンスターが解決されても降魔鏡トリシューラ等の次の攻め手が生まれています。大抵のデッキであれば、それだけでも勝てるのでパーツ集めに力を注ぐことにしました。
その一環として儀式カードやシュリット(ブリューナク経由)を集める事ができるリチュアチェインとブンボーグに目を付けました。
・《リチュア・チェイン》
今回採用したカードです。
「チェインは初動として不安定」とよく聞きます。その点に関しては同意です。今期はブリューナクが制限なので安定性では前期よりも低下していると思います。
しかし一応、安定剤にならないこともないので採用しました。
具体的には以下、2つのような使い方をイメージしてます。
①シュリット+儀式魔法or儀式モンスター+チェインというハンドで、シュリットとセットで引いており儀式魔法か儀式モンスターの足りない方を拾う
②クラウソラスorユニコールとセットで引き万華鏡かクラウソラス(万華鏡に変換する)を拾う
チェインによって何本ものゲームで安定して初動を切るのはほぼ無理だと思っているので初動としては100点中20点程度の評価ですが、儀式魔法か儀式モンスターに成り代わるポテンシャルがあると考えました。少なくともデッキの潤滑剤となる可能性が0%のハルベルト、ライオウよりはずっとマシです。
その他にも以下4点の長所があります。
①攻撃力1800なので妥協召喚されたクリフォートと相打ちが出来る
②先攻後攻関係なしにプレイできる(よってサイドチェンジにも余裕が生まれる)
③ミラーで重要なアドバンテージの確保とダメージレースの補強になり得る
④先出しすることで続くレベル4モンスター召喚からの4エクシーズを嫌って相手側に動いてもらう(ネクロスは返しが強いので返すことでアドバンテージが得られる)。
逆に短所を挙げると
①手札のモンスターが嵩張り、召喚権過多による鈍化
②デッキトップ3枚に儀式カードが無く回収に失敗またはデッキトップ3枚に解なし
③シュリットや万華鏡で降臨出来る儀式モンスターなしでチェインのみ引いた時に動けるかが怪しい
ちなみに チェインでデッキトップ操作してヴァルキュルスでドローやラヴァルバルチェインでデッキトップに儀式モンスターを乗せて実質センジュゴッドは幻想です。
チェインは結構しっくりきていて、後もう時間もなかったのでブンボーグは試しませんでした。なのでブンボーグは今後、使っていく可能性が一応あります。
何にせよ各カードには長所短所があるのですが、モンスターは何かしら必要だったので個人的に一番マシだと考えられる部類としてチェインを選びました(相手のライオウに弱いので月の書、皆既日蝕の書、ブラックホールをフル搭載して出来る限りのカバーをしました)。
本戦ではデッキトップを弄って次のターンに決めたり、ライフを取り易かったりとチェインは中々に活躍してくれました。