2015.12.9-【彼岸】で【EMEm】相手に意識してる事

 最近は全然ネットに文章を書いてなかったのでリハビリでもあり、個人のメモのようなもの。当然プレイが完璧ではないので、間違ってるかもしれないですし他にも留意するべき点があるのかもしれないです。


1.ダンテで攻撃、ベアトリーチェをメイン2で出す
 ダンテのエクシーズ召喚に成功したとして、この時に手札に「彼岸」モンスターを手札に持っているとしたなら、僕はダンテの効果を使用、攻撃してからメイン2でベアトリーチェを守備表示で特殊召喚するべきだと思います。ベアトリーチェにしてから攻撃した場合、もちろん縦で残るので相手ターンでファーファレルをどこかで使わせられてライトニングで攻撃、2500ダメージを受けてしまうリスクがあります。ベアトリーチェにしてから攻撃するとダンテのエクシーズ素材が減らないのでベアトリーチェの素材も最大数になるのですが、3回も効果を使えないことも往々にしてあるため死ぬリスクを抑えたほうがいいと思います。


2.《Emダメージ・ジャグラー》(効果未使用)と《Emトリック・クラウン》をファーファレルで除外するケース
 相手がデュエル中に《深淵に潜むもの》をプレイしてなく、《Emヒグルミ》の効果だったり、ペンデュラム召喚だったりでジャグラーやクラウンを特殊召喚したとします。この時にそれらのモンスターをファーファレルで除外しない場合、深淵に潜むものをエクシーズ召喚され効果を使用、この時点でベアトリーチェに相手の展開を止める力はありません。さらに素材として使用されたクラウンは蘇生しますし、素材にされていたのがジャグラーならハットトリッカーをサーチしてきてレベル4モンスターがいるなら相手の盤面に新しいエクシーズモンスターが追加されます。つまりダメージジャグラーとクラウンはエクシーズモンスター2体の素材1つずつになっており、深遠の横に実質エクシーズモンスター1体を生成しています。
そのためにも、相手が深淵に潜むものをまだ使用してなければ挙げた2種類のモンスターは除外するべきだと思います。また、ベアトリーチェの素材にファーファレル、グラバースニッチ、魔サイ、ガトルホッグ(墓地にファーファレルかグラバースニッチあり)がある場合は、それらを素材から外してファーファレルを墓地に送り、ベアトリーチェの効果でブレイクスルースキルを落としておくと自分ターン中の深淵に潜むもののケアができます(グラバースニッチの場合はデッキからファーファレルを特殊召喚して、ベアトリーチェがいるため自壊します)。
深淵が既に使用済みならどのエクシーズモンスターが出てきてもファーファレルですぐに対処が出来るので、ジャグラーやクラウンを見送ってもいいと思います。


3.マスクチェンジセカンドを先攻で発動、スカラマリオンで回収するケース
 よくGの確認も兼ねて先攻でスカラマリオンssもしくはダンテの横にグラバースニッチ経由でスカラマリオンを特殊召喚、マスクチェンジセカンドを伏せてターンを返してたんですが、この時にバックが薄い、またはバックが破壊されてしまったときにダークロウが出てもレベル4モンスター2体が並びナイアルラ→アザトートからダークロウと相打ち、エンドフェイズのスカラマリオンはアザトートにより使用不可能という事がよくあったので、それだったら自分のターンに打ってスカラマリオンでの回収を済ませておいた方がいいと思います。


4.イグニスターPにはベアトリーチェの自爆を試みる
 相手が殺しきれずにイグニスターPを残してターンを返してきた、もしくはヴェーラーやファーファレルでイグニスターPを残した状態でターンが回るようにしたならベアトリーチェイグニスターPに自爆、素材にされていたダンテでハロウハウンド等で墓地に送っていおいた沈溺を回収しつつ彼岸の巡礼者ダンテを特殊召喚する事でドロー加速をしつつ、相手ターンのスタンバイフェイズに沈溺でスケールとイグニスターを一気に破壊出来ます。先出ししていたベアトリーチェが処理されてしまう場合も多いので、スカラマリオンであらかじめガイドを回収しておくと彼岸モンスターを引いていればベアトリーチェで一応返せるのでスカラマリオンの効果はガイドサーチが大体は安定な気がします。イグニスター、ダイナスターとナイアルラ以外は2500以下のモンスターしかいないので一方的に倒せますしね。
ライトニングへの自爆は特においしいです。


来期の新制限がどうなるのかわからないですけど、彼岸は竜呼相打つへの良い回答があまりないのが厳しいです。

2015.10.24-第23回愛知CSチーム戦

  前回の個人戦から1ヶ月ぶりの遊戯王です。今回はチーム戦形式でした。それと前回は練習時間がなかったので単純にデッキパワーの高いと考えていた【帝王】でしたが、今回はちゃんと練習する時間があったので悲願の【彼岸】使用です。

 

・使用デッキリスト

メインデッキ
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エクストラデッキ・サイドデッキ
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・大会レポート

今回の大会はダブルエリミネーションの予選5回戦でした。

使用【彼岸】

1回戦:【インフェルノイド】(名前はメモし忘れてました)ダイス勝ち・先攻

1本目:最初の初手、彼岸×3、ガイド、沈溺の手札。感謝の気持ちが強すぎてガイドから召喚。相手がインフェルノイドだったから良かったものの、普通にヴェーラーが入るデッキならヤバかった・・・彼岸×3からダンテと沈溺なりベアトリーチェなりで良いと思います。

相手のプレイしたモンスターゲート1枚の落ちも並で、続く推理ゲートも無かったので相手が息切れして勝ち。ネヘモス+群雄割拠の場をブレイクスルーとサイクロンの2枚から割拠を崩した後、アシッドゴーレムでネヘモスを除去したのが印象的でした。

2本目:相手は後攻を選択。相手は名推理を発動して墓地のノイドを潤沢にする。こちらの場にいるモンスターをヴァエル、リリスの2体で処理、それに対して開闢で一掃すると相手がネヘモスをプレイ。その返しでファーファレルを素材にしてダンテを、そして素材から外したファーファレルでネヘモスを除外してダンテ攻撃、守備に。除外から戻ってきたネヘモスがダンテを破壊してもガトルホッグ回収、そのガトルホッグを伏せて、ガトルホッグが破壊されたらダンテ蘇生・・・とネヘモス1体だとライフが取れず、ネヘモスのせいで横にノイドが追加できない状況が続いたところでETに。ライフが勝ってたのでそのまま逃げ切り(さらにデカトロンが3枚プレイされていたのでデッキにデカトロン以外の特殊召喚できるモンスターが無ければモンスターゲートでネヘモスを退かす事もできませんでした)。

 個人○ET○ チーム○

 

2回戦:【EMEm】(むひさん)ダイス負け・後攻

動画卓でした。youtubeにアップされている愛知CSの動画の中に手前の方におやつスリーブが置いてあるものがありますが、あの動画卓で勝ったチームがあのスリーブをもらえる事を始めて知りましたwちなみに貰ったのはおやつスリーブNEO(69×94)、キャラスリ用なので使う機会が無い・・・

 多分、その内に動画がアップされると思います。

個人 ○○ チーム○

 

3回戦:【彼岸】(パスカルさん)ダイス勝ち・先攻

1本目:お互いがガイド召喚、それらのガイドに対してそれぞれヴェーラーがプレイされるスタート。相手のガイドはそのままにされ伏せが敷かれる。こちらが2枚目のガイドを召喚すると昇天の角笛。先攻1ターン目に召喚されたガイドで直接攻撃してエンド。相手はガトルホッグでガイドを倒しに来て、そのまま攻撃はスルー。グラバースニッチ含めた彼岸2体でダンテ、素材からグラバースニッチを外してガトルホッグss沈溺を伏せる。その後、ミラーでよくあるダンテ横やヴェアトリーチェ横で膠着する状況に。沈溺で相手のカードを破壊をしている内に相手の場がガトルホッグ1体になったタイミングが来たので、ファーファレルで場を空けてからベアトリーチェ2体で殴ってちょうど5000だったライフを削り切り。

2本目:相手は先攻を選択するが、ダンテ等は立たず1伏せのみでターンが回る。自分のターン、手札はレベル3モンスター5枚にエクシーズ・ユニバース1枚。貴重な除去カードをサイクロン等で失いたくなかったのでユニバースは終盤まで伏せてませんでした。でも今考えると相手のユニバースでアルティメットレーナーが出てくるのをケアして途中で伏せておくべきだったかもしれないです。

魔サイ召喚。横にグラバースニッチを特殊召喚で追加しようとすると、そこに増殖するG。2体で殴ってそのままターンエンド。相手の返しのムーブは裏守備セットのみ。

4ターン目、ファーファレルを召喚して、それを素材にダンテをエクシーズ召喚。素材にしたファーファレルを外して2500にした後、ファーファレルで場を空けて殴り、メイン2でベアトリーチェ横を出してエンド。次のターン、ようやく相手もダンテのエクシーズ召喚に成功。ついでにファーファレルでこっちのベアトリーチェが亜空間転送される。

ここから少しターンが進み、相手の場が

伏せ2枚 ダンテ、ダンテ

それに向かい合ってこちらは

ベアトリーチェ、ダンテ、飛翔するG、伏せに沈溺

「伏せはユニバースじゃなさそう・・・?手札にガイドあるから彼岸を出して伏せと自分の場の飛翔を破壊しようか」と考えてたらトップがマスク・チェンジ・セカンド。ガイド召喚、相手はガイドの効果に対して増殖するG、それにチェーンしてマスク・チェンジ・セカンドをガイドに。解決してダークロウ+沈溺の場が完成。そのままクソゲーして勝ち。

 個人○○ チーム×

 

4回戦:【EMEm】(いましょーさん)ダイス勝ち・先攻

1本目:

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ハンドは確かこう

先攻で魔サイにヴェーラーされたせいで横に出した彼岸が死に、ダンテが立たない。2枚ある内1枚のスキルドレインを伏せる。最近のEMEmは新規カードを入れているせいで枠を割くのにメインからサイクロンが外されている印象があったので魔法罠除去がハーピィしかなく、スキルドレインの1伏せも2伏せも変わらないと思いました。

相手はハーピィでバックを空にしてからドクロバットジョーカからのスタート。しかし、ヒグルミが無かったお陰なのか深淵とジャイアントハンドが居るもののライフが残ったので、次のターンにトップで彼岸を引き彼岸2枚でダンテ。もう1枚のスキルドレインを表にして横ダンテの突破手段を封じている間にダンテ3枚落とし等からアドバンテージを取り、沈溺を打ち続けて相手のスケールとモンスターを破壊し尽くすと相手が投了。

 

4回戦の2本目の途中でチームが2敗になって引き分け、予選落ちでしたー無念。

個人○- チーム×

スコアシート書いてから愛知を後にしました。

 

1ヶ月前の愛知CS個人と比べると1回戦、1回戦が早く終わった印象でした。あの時は新制限リストが公開されたばかりな上に出たばかりの【彼岸】と【帝王】を回し慣れてない、相手し慣れてない人が多くて思考時間が多く取られていたのかもしれませんね。

 

2015.9.23-愛知CS個人戦

タイトル通り、愛知CSに参加してきました。

使用デッキはエクストラ0型の【帝王】です。

エクストラデッキがある構築もありますが、真帝王領域によって安定して上級帝を召喚可能だったり、エクストラデッキからの特殊召喚不可の拘束力が強力なため僕はエクストラデッキ0の方がいいかなと考えてます。

ちなみに【彼岸】も一通りのカードは揃えており、使用したかったのですが、調整している間、勝率が芳しくなかったため純粋にデッキパワーが高いと感じた【帝王】に移行しました。あまり練習出来てなかったので単純にデッキパワーに頼るのが効率が良いと考えてました。

 

使用デッキリスト

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 ※サイドデッキは3つの環境デッキ+一応【インフェルノイド】と【HERO】も見れたら~ぐらいで結構雑です。【帝王】ミラーは長引くため、ETでのライフ差負けを防ぐためにもライフコストのある《混沌の落とし穴》はミラー用のカードとしては外すべきかと思います。

 

・当日の朝

手札事故が起こらないように、お祈りをしておきました。その甲斐あってか事故はほとんどありませんでした。4月の関東デュエルトーナメントの時も神田明神でお祈りをした後、ネクロスでほとんど事故が無かったあたり、お祈りには効力があるのかもしれません・・・

 

・結果

 今回の大会はダブルエリミネーション形式の個人戦で、予選は6回戦ありました。

 

1回戦:クリフォート(こつさん) ○×○

2回戦:彼岸(みかんさん) ○○

3回戦:EX8帝王(ちゃりさん) ET○

4回戦:彼岸(しょっとさん) ×(サイドチェンジの間にETに入り負け)

5回戦:EMEm(しょ~ごさん) ○×○

6回戦:EMEm(あさりまんじゅうさん) ××

 

戦績は4-2で予選落ちでした。あと1回勝てば決勝トーナメントだったので最後の負けは本当に勿体無かったと思います(少なくとも1本目は無理ゲーではなかった・・・)。

ETに入らなかった試合もETギリギリだったりと、試合数だけでなく1試合1試合が長くなってばかりでどっと疲労が溜まりました。

他の卓でもETに入っても10分以上続くなんてことはザラで、待たされることも少なくはありませんでした。本当に長引く環境だと思います。

 

・反省点

 最後に今回の結果を踏まえて反省すべき点についてまとめます。

 

1本目ET負けの回避

 

1本目でETに突入して負けるのを防ぐ為に、ライフが負けている(負けそうになる)と判断できるなら、さっさとデッキを畳むべきだったと思います。

4回戦目の【彼岸】との試合ではスキルドレインが張られており、メインデッキでの解答がハーピィの羽根箒のみであったので、ハーピィを引くまで真源と汎神、イデアでドローをひたすら繰り返していたのですが、そこで例えハーピィを引き込み、それが通ったところでライフ差をひっくり返せるのはずっと先のように思えたので、早い段階でデッキを畳み2,3本目を取り返すようにするのが正解だったでしょう。

特にこの環境は【彼岸】と【帝王】のスタミナが長いために中々ゲームが終わらない事も珍しくは無いはずなので、ET負けを防ぐことを意識しておくべきです。自分がそれらのデッキを使うなら尚更かもしれません。

 

対EMEmについて

 

【EMEm】にヴェーラーをイデアやエイドスにプレイされた後、返しに一気に展開されて負けが2回ほどありました。その負け筋を消す為に飛翔するGを投入してよかったかもしれません。調整の間は【EMEm】に対してはアドバンテージが取れないと思い【彼岸】用にしか使ってなかったので本戦でEMEmと当たった際にはサイドインしていませんでした。エキセントリックデーモン等の裏目はありますが、エクシーズによってワンキルラインやショックルーラーまで展開されるのを1ターンでも防いでくれるので良さそうな気がします。

また、ミラーマッチや対彼岸と違い長引く印象が無いため、リソース切れを防ぐように真源を手札に加えて永続罠として機能させることは優先度が低く、むしろ墓地に2枚以上落としておくべきだと感じました。もし、墓地に1枚しかなく相手が展開してきた時に壁として使用すると、相手が真源に攻撃せずにメイン2でカステルやイグニスターPによってデッキバウンスされてしまい、次の返しのリリース要員や壁を失ってしまう結果となります。また、墓地に2枚の真源があれば相手ターンと自分ターンで1体ずつ出すので難しくはありますが、真帝王領域を失った後でもエレボスやアイテールのリリース要員を確保する事が可能です。

 

その他にも細かいプレイングの疑問点はあるのですが、大まかなところだとこんなところでしょうか?今期は店舗代表があったり、近々また愛知CSの開催が予定されており行く可能性があるので、今回は負けてしまいましたが次に繋がればいいと思います。

 

 

不亞幽の選択は本当に間違っていたのか?

 パズル&ドラゴンズがデュエルマスターズとコラボするということで、小学生の頃に少し遊んでいたデュエルマスターズの思い出が蘇っています。

 その中でも特に印象に強く残っているのが、漫画「デュエルマスターズ」13巻での切札勝舞vs不亞幽の一戦です。

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幽の切り札《超神龍アブゾ・ドルバ》に勝舞が苦しめられる、そのゲーム終盤、幽がシールド・トリガー《デーモン・ハンド》(相手のクリーチャーを1体破壊する)を宣言したところで「ここでお前が殺す選択を間違えれば・・・幽!お前が負けることになるぜ」と勝舞が忠告。そして幽が選択した結果、勝舞が逆転勝ちするシーンがかなり熱い!

これを読んだ後、友達と「本当に幽の選択は間違っていたのか」を議論していたのを覚えています。しかし、小学生数人の脳ミソで導き出した結論がどうなったのかまでは思い出せず、最近モヤモヤしました。そして、僕はいても立ってもいられずブ〇クオフで単行本を買ってきて、小学生だった当時と違い、今回は一人で「実際に幽の選択はどうだったのか?」を検証しました。

 

※僕は小学生の時に遊びでやっていただけでデュエルマスターズの知識が浅いため、間違いが存在するかもしれません

 

・盤面の解説

 

例の忠告のシーンがあるターンから解説します。細かい箇所までは漫画だけでは汲み取れないのですが、状況は以下のようになっていると思われます。

ターンプレイヤー:切札勝舞

切札勝舞

シールド:1枚

 

場:《バルキリー・ドラゴン》(「アーマード・ドラゴン」、Wブレイカー、パワー7000。場に出た時に「アーマード・ドラゴン」をデッキから手札に加える効果で《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》をサーチしている)

 

手札:4枚

《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》(7マナ、「アーマード・ドラゴン」、Wブレイカー、このクリーチャーが破壊したシールドは手札に戻らず墓地に送られる)

《コッコ・ルピア》(「ドラゴン」のマナコストを2つ減らす)

《ポッポ・チャッピー》(「アーマード・ドラゴン」が場から墓地に送られる時、代わりにこのカードを墓地に送る)

残る1枚は忠告の内容からして、おそらく《トット・ピピッチ》(「ドラゴン」は「速攻」を得る)

 

マナ:7

 

不亞幽

シールド:3枚

 

場:タップ状態の《超神龍アブゾ・ドルバ》(Tブレイカー、自分の墓地のクリーチャー1体につきパワー+2000の効果でパワー24000。パワー11000のこのクリーチャーがパワー24000になるのはおかしいのでは・・・)

 

手札:不明

 

マナ:6はあるらしい

 

ここからパワー24000の《超神龍アブゾドルバ》を倒せないと判断した勝舞は「殺られる前に殺る」というツッパプランを取り、まずは《コッコ・ルピア》(3マナ)と《ポッポ・チャッピー》(3マナ)を召喚して、《バルキリー・ドラゴン》で幽のシールドを2枚破壊。しかし、幽本人の「シールド・トリガー満載のデッキ」という豪語を裏付けるように、割れたシールド2枚の内1枚はシールド・トリガー《デーモン・ハンド》!

この時に冒頭に紹介した 「ここでお前が殺す選択を間違えれば・・・幽!お前が負けることになるぜ」が入ります。

続きを書くと、幽は《ポッポ・チャッピー》を対象にして破壊、次のターンに《恐怖の影スクリーム・アサシン》(自分の場に「ドラゴン」か「ドラゴノイド」が出ると、場にいる最もパワーの低いクリーチャーを破壊)を召喚すると勝舞のアタッカーを減らす為に《超神龍アブゾ・ドルバ》で《バルキリー・ドラゴン》を破壊。

しかし、《コッコ・ルピア》を場に残したのが仇となり《トット・ピピッチ》(3マナ)と《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》(《コッコ・ルピア》でマナ数を減らして5マナ)が召喚されて速攻を得たボルメテウスでシールド・トリガーを無視してシールドを破壊、そして《コッコ・ルピア》が引導を渡す形でゲームは勝舞の勝利で終わりました。

 

補足すると、デュエルマスターズにはMTG遊戯王のように戦闘後メインやメインフェイズ2が存在しないので《バルキリー・ドラゴン》でシールドを破壊してからファイアーバード2体を場に送り込むことは出来ません。なので《デーモン・ハンド》の選択肢が3体になるのは確定となります。

 

 

・検証

この項では勝舞の場の3体のクリーチャーの中からどれか1体を破壊した時それぞれどうなるのかを検証します。また、条件として以下の3つを加えます。

 

  1. 《トット・ピピッチ》が手札に存在することは幽には知りえないので、《トット・ピピッチ》を幽は考慮しないものとする
  2. 幽はこの試合中にブロッカーを召喚していないので、それらは手札に無いものとし、またトップで引き当てる事を見据えてプレイしていないものとする
  3. カードプールは第8弾までとする(8弾までのカードしか見えてないため)

 

《コッコ・ルピア》を破壊した場合

勝舞の場にはタップ状態の《バルキリー・ドラゴン》とアンタップ状態の《ポッポ・チャッピー》になります。このままだと次の勝舞のターンに《バルキリー・ドラゴン》と《ポッポ・チャッピー》に殴り殺されてしまうので、《バルキリー・ドラゴン》を破壊するのは確定。一応、《ポッポ・チャッピー》で身代わり出来ますが、それでも《バルキリー・ドラゴン》だけでは幽のシールドの破壊とダイレクトアタックを達成することは不可能です。

また、幽は《超神龍アブゾ・ドルバ》で攻撃する前に《恐怖の影スクリーム・アサシン》を召喚しているので、勝舞が速攻持ちのクリーチャーを召喚して倒し切るか、《超神龍アブゾ・ドルバ》と《恐怖の影スクリーム・アサシン》のどれかを呪文などで破壊できなければ火・自然の勝舞のデッキにはブロッカーが入ってないので勝舞の敗北です。

(マナゾーンのカードや召喚したクリーチャーを見れば火・自然であることは幽にバレるものとします。加えて、火と自然文明にブロッカーはいません。これらは漫画の「俺のデッキは火+自然の超攻撃型ドラゴンデッキ」という台詞から予想してます。)

他にも一応、《ポッポ・チャッピー》を《バルキリー・ドラゴン》の身代わりにした場合に勝舞の場に残ったバルキリー・ドラゴン》を「ドラゴン」進化クリーチャーに進化される可能性もあります。しかし、勝舞がアブゾ・ドルバのパワーに対抗するために同じく《超神龍アブゾ・ドルバ》を召喚して幽のタップ状態の《超神龍アブゾ・ドルバ》が倒される可能性は火+自然のカードしか見てない幽視点からだととても低いと予想されますし、2回攻撃のような進化クリーチャーも8弾までのカードプールの中には存在しないようでした(間違っていたらすみません >_< )

また、漫画のように《トット・ピピッチ》と《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》を場に送り込むことも叶わないですね。

 

・《ポッポ・チャッピー》を破壊した場合

実際に漫画で幽の選んだものです。勝舞の場はタップ状態の《バルキリー・ドラゴン》とアンタップ状態の《コッコ・ルピア》になります。先程と同様にまずは勝舞のアタッカーを減らす必要があるので、漫画と同様に《バルキリー・ドラゴン》を破壊します。幽の手札が《恐怖の影スクリーム・アサシン》以外は知りえないので幽が取れるプレイはこれだけだと予想されます。

《コッコ・ルピア》だけでは次のターンに手札に加えられている《ボルメテルス・ホワイト・ドラゴン》を軽量化したとしても幽を倒し切れないので、勝舞が速攻持ちかクリーチャー除去を持っていなければ、次のターンに幽はブロッカーのない勝舞を《超神龍アブゾ・ドルバ》と《恐怖の影スクリーム・アサシン》で葬ることが可能です。

 

・《バルキリー・ドラゴン》を破壊した場合

まず、勝舞は《ポッポ・チャッピー》を《バルキリー・ドラゴン》の身代わりにするかを選べます。しかし、身代わりをすると結局は次のターンに幽の《超神龍アブゾ・ドルバ》に《バルキリー・ドラゴン》が破壊されますし、そうなると《コッコ・ルピア》のみになるので、勝舞の手札が《コッコ・ルピア》さえ残っていれば十分だったとは言え、勝舞が《ポッポ・チャッピー》を身代わりをするか幽目線からだと怪しいです。

なので、《ポッポ・チャッピー》は身代わりにされずに《バルキリー・ドラゴン》は破壊されると幽目線からは予想できます。しかし、そうすると《ポッポ・チャッピー》と《コッコ・ルピア》が残ってしまうので、次のターンにシールドが1枚しかない幽は負けてしまいます。

 

 

・結論

《デーモン・ハンド》で《バルキリー・ドラゴン》を除去するのはミスで、《コッコ・ルピア》か《ポッポ・チャッピー》を除去する選択肢2つは、どちらも幽を勝ちに近づけるのに大差無いものだったと言えます。実際には漫画のように《トット・ピピッチ》が裏目になるので選択としてはミスでしたが、《ポッポ・チャッピー》破壊は「ドラゴン」進化クリーチャーを警戒していたのかもしれないですし、漫画の世界のカードプールは読者からすれば謎なので、我々からは何とも言えませんね。

(まぁ、どちらかと言えば《コッコ・ルピア》の方が怪しいので《コッコ・ルピア》を破壊しておいた方がいいと思うんですが・・・w)

 

 

・まとめ

不亜幽はあながち酷いミスをしたようじゃないみたいです。もし彼女の敗因を挙げるなら《トット・ピピッチ》を想定できなかったこと、そして何より切札勝舞が主人公だったということでしょう。

個人的にはモヤモヤが晴れたのでこれで満足です。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

2015.4.22-サブウェポン探しの旅【影霊衣】

 先日の関東デュエルトーナメントでは【影霊衣】を使いました。この記事では【影霊衣】で採用されているサブウェポンと呼ばれる位置づけにあるカードについて記述していこうと思います。

・・・というより本番までの時間が短すぎてサブウェポンと儀式モンスター、魔法の枚数調整しか手が回らなかったので、語ることがそれだけしかないですw

 

下画像はメインデッキです

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今期の影霊衣も前期と同様に《マンジュ・ゴッド》《センジュ・ゴッド》の儀式サーチモンスター2種類は当然として、その他の召喚権を必要とするモンスターカードの採択に個性が表れており、自分が知ってるだけで《ライオウ》《H-C 強襲のハルベルト》《リチュア・チェイン》《ブンボーグ003》(勿論001や004とセットで)の4種類があります。今回は、その中でチェインを選択したのですが、そこに至るまでの経緯を記していきたいと思います。あくまで自分の見解を述べていくだけなので、これが正解だなんてことは無いと思います。

 

最初はコピーからだったのでライオウ+ハルベルトを試しました。しかし使っている内にライオウは使い勝手が悪く感じました。

・《ライオウ》

勿論、召喚に成功すれば1枚で勝ててしまうポテンシャルはあります。しかし、このカードが存在するとデッキが回せなくなりますし、返しに行く時には"蓋"の意味合いが強いこのカードは足を引っ張る要因でした。

 ライオウが微妙に感じたので外した後はハルベルトのみを入れて回していました。しかし、そのハルベルトも欠点が見つかりました。

 

・《H-C 強襲のハルベルト》

このカードが有効に出来る状況は

①ハルベルト+レベル4で4エクシーズ

②相手の場に表示形式のステータスが1800未満のモンスターの存在で4エクシーズ

③ハルベルト+回るハンド

④直接攻撃でハルベルトをサーチ、アドバンテージを得る

の4種類の場面であり、その状況以外では死に札同然です。大抵の場合は「回るハンドとセット」で光ることが多く、その状況ではハルベルトからの4エクシーズが結論、無くてもいい事も少なくなかったです。あと②のようにハルベルトのみで4エクシーズまで成功したとしても、それを返されるとデッキが回ってなければ有効なアクションが無くて苦しくもありました。

また、後攻向きの能力であるため先攻を渡された場合、ただでさえ5枚で相手のアクションに対応出来るのか怪しいのに、このカードを引いてしまうと手札の中に使えるカードがさらに限られてしまいます。この状況に陥りやすいのが対【海皇】であり、海皇が影霊衣相手に先攻を取る事はまずないのでマッチ中に少なくとも1度は引きたくないカードにハルベルトはなってしまいます。

 

 ハルベルトもライオウも駄目な場面があると思って、デッキのモンスターをセンジュゴッドとマンジュゴッドのみにもしました。

 

・マンジュゴッド、センジュゴッドのみ

目に見えてモンスター供給が悪くなりました。ゲームが長引くため今期の影霊衣の欠点である持久力の低下による負けが発生し、さらにミラーではダメージレースも重要なのでステータスが低いこの2枚しかない構築だと勝率も微妙になりました。ミラー以外でもダメージを取るのにトップでモンスターカードが欲しいと思うことも少なくなかったので、何かしらモンスターカードが必要だと感じました。

 

 

 こうして試している内に回るハンドであれば影霊衣は大抵取れる事が分かってきました。「回るハンド」を具体的に言えば儀式モンスター+儀式魔法+シュリットの3枚が手札に存在する事です。一度これによる儀式を行うだけで、例え召喚した儀式モンスターが解決されても降魔鏡トリシューラ等の次の攻め手が生まれています。大抵のデッキであれば、それだけでも勝てるのでパーツ集めに力を注ぐことにしました。

 その一環として儀式カードやシュリット(ブリューナク経由)を集める事ができるリチュアチェインとブンボーグに目を付けました。

 

・《リチュア・チェイン》

今回採用したカードです。

「チェインは初動として不安定」とよく聞きます。その点に関しては同意です。今期はブリューナクが制限なので安定性では前期よりも低下していると思います。

しかし一応、安定剤にならないこともないので採用しました。

具体的には以下、2つのような使い方をイメージしてます。

①シュリット+儀式魔法or儀式モンスター+チェインというハンドで、シュリットとセットで引いており儀式魔法か儀式モンスターの足りない方を拾う

クラウソラスorユニコールとセットで引き万華鏡かクラウソラス(万華鏡に変換する)を拾う

 

チェインによって何本ものゲームで安定して初動を切るのはほぼ無理だと思っているので初動としては100点中20点程度の評価ですが、儀式魔法か儀式モンスターに成り代わるポテンシャルがあると考えました。少なくともデッキの潤滑剤となる可能性が0%のハルベルト、ライオウよりはずっとマシです。

 

その他にも以下4点の長所があります。

①攻撃力1800なので妥協召喚されたクリフォートと相打ちが出来る

②先攻後攻関係なしにプレイできる(よってサイドチェンジにも余裕が生まれる)

③ミラーで重要なアドバンテージの確保とダメージレースの補強になり得る

④先出しすることで続くレベル4モンスター召喚からの4エクシーズを嫌って相手側に動いてもらう(ネクロスは返しが強いので返すことでアドバンテージが得られる)。

逆に短所を挙げると

①手札のモンスターが嵩張り、召喚権過多による鈍化

②デッキトップ3枚に儀式カードが無く回収に失敗またはデッキトップ3枚に解なし

③シュリットや万華鏡で降臨出来る儀式モンスターなしでチェインのみ引いた時に動けるかが怪しい

 

ちなみに チェインでデッキトップ操作してヴァルキュルスでドローやラヴァルバルチェインでデッキトップに儀式モンスターを乗せて実質センジュゴッドは幻想です。

 

チェインは結構しっくりきていて、後もう時間もなかったのでブンボーグは試しませんでした。なのでブンボーグは今後、使っていく可能性が一応あります。

 

何にせよ各カードには長所短所があるのですが、モンスターは何かしら必要だったので個人的に一番マシだと考えられる部類としてチェインを選びました(相手のライオウに弱いので月の書、皆既日蝕の書、ブラックホールをフル搭載して出来る限りのカバーをしました)。

本戦ではデッキトップを弄って次のターンに決めたり、ライフを取り易かったりとチェインは中々に活躍してくれました。

2015.4.19-関東デュエルトーナメント

 カードラボ協賛の遊戯王公式イベント、関東デュエルトーナメントに参加しました。会場はヒューリック浅草橋ビルで、去年といい浅草橋は何かと縁がある場所のようです。

 

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自分はカードラボの店舗で3回戦からのシード権を獲得していたので1,2回戦はナシ。しかし情報収集のために観戦したかったので3回戦が始まるずっと前、開会式の時間には会場入りしていました。ところが、いざ行ってみると公式サイトには観戦が出来ると記載されてたのにスタッフからは「公平の為に今後、戦いうる相手のデッキが確認できないよう近くでの観戦は出来ず遠くから眺める事」と言われたので観戦は断念して外をぶらぶらして時間を潰すことに。

 

「何しに朝早く起きて来たのか・・・」と気が沈む中、時間潰しのために歩いていると神田祭のポスターを道で見かけたので、ラブライブで有名な神田明神に目的地を設定しました。俗に言う聖地巡礼です。

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写真は体力トレーニングとかラブライブ参加を懸けて矢澤にこ高坂穂乃果が競争するのに使われていた石段。綺麗に撮れるポジションを探している間にも、それの真似なのか石段を走る2人組が居ましたw

・絵馬

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一通りアニメで見た場所を撮影した後に、折角なので手水舎で手を清めました(同行した友人に「手を清めればドローも強くなる」とか下らない冗談言いながら)。

 

神田明神を去った後に、友人が行きたがっていた"きわみ"という名前のラーメン屋で昼食。自分は試合前にラーメンみたいな重いものを食べたくなかったので、明太子ご飯を注文したのですが、250円とは思えないボリュームで満足しました。

 

昼食後に3回戦の時間が近づいてきたので会場に戻ります。そして、いよいよ自分にとっては初戦となる3回戦のマッチングがスタッフの口が告げられていく・・・

 

不戦勝

 

さらに何もすることが無く暇な時間が訪れる。しかも、次の4回戦までの時間が大してないのであまり会場から離れることもできない。友人は普通に3回戦から参加となったので、ただただ一人でスマホを弄ったり、サブイベントを観ながら無為に時間を過ごすことに。

 

ようやく3回戦も終わり、今度こそ戦いが始まる。ちなみに友人は体を揺らしながら「負けたw」とヘラヘラしており雑魚っぽさを全身で表現していた。

 

ここからの時間はずっと対戦が続いたのですが、あまり内容とかは覚えてないのでレポートは無しで。

 

使用デッキは【影霊衣】で、結果は

3回戦:不戦勝

4回戦:インフェルノイド〇×〇

5回戦:列車ドール(光さん)×〇〇

6回戦:海皇(マグマさん)×〇×

 

6回戦、ベスト8で散りました・・・


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思い出すだけでも、カード採択、ゲームプランの選択、プレイングにいくつか不備が見当たり自分の無力さを痛感する事となりました。精進します。

 

あと当たった対戦相手の方達が試合が始まる前の少しの間、緊張して固くなっていた僕に軽く話しかけてくれたおかげで緊張がほぐされました。人のいいプレイヤー達と対戦出来たことが今回の大会で最大の幸運だったと思います。

 

そんな感じで僕のデュエルトーナメントは幕を閉じました。

ローゼンメイデン展

 7/7日までパラボリカ・ビスさんの方で開かれている『ローゼンメイデン展』に行ってきました。このために初めて東京に行って、"山手線ゲーム"で知られている山手線にも初めて乗った事に地味に感激しました(笑)。

 

新幹線を降りて電車に乗り、パラボリスカ・ビスがある浅草橋へ。

そして浅草橋駅を降りてすぐに・・・

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人形の秀月さんが

そして浅草橋駅から左に出ると・・・

 

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人形のまるぎんさんがありました。

浅草橋は人形問屋の街として有名で人形屋が多いんだそうです。*1写真のお店以外にも人形を取り合扱う店を見かけました。人形と縁のある街に会場があるというのも雰囲気があっていいですね。

 

ホテルマーキュリーがある辺りから横断歩道を渡り、しばらくウロチョロしてパラボリカ・ビスに到着。

 

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(撮る角度とか間違えてる気もしなくはない・・・)

 

中は撮影禁止なので写真はなし。平日だったので僕以外に来場している人は6人だけでした。

 

会場内には1Fの入り口から入ってすぐ左にローゼンメイデンのトリビュートドールが、2Fの左側にローゼンメイデンの生原稿とローゼンメイデンとはまた別のオリジナルのドールを展示していました。

2Fの階段を上がった右側に受付とグッズの売り場があって展示物を観るにはこの受付で料金を支払ってからでないといけませんでした。しかし来場者をチェックしてる様子はなく、しれっと入ってもバレないんじゃ・・・と思ったり。

 

 僕は1Fよりも2Fの展示物を重点的に見てました。

 

2Fの原画展が一番じっくり見てたんじゃないかと思います。生原稿を間近に観ることが出来る機会は滅多にないと思いますし、「顔を近づけてしっかりと観ることができる」という状況を提供してくださっているのは非常に嬉しいですね。

あと原稿を観て気付いたんですけど漫画で使われる"トーン"って質はテープみたいなんですね(見た感じなので違う可能性もありますが)。

ちなみに僕は展示されてる原稿の中でも翠星石の絵を特にガン見してました。多分顔がほころんでて周りの人はキモいと思ってたんじゃないかと思います。

 

原画展のとなりの部屋には恋月姫さんという人形作家の作られたドールが4体棺桶に入れられて展示されていて、これも非常に近くで観ることが出来たので僕は棺桶の横にしゃがんで観てました。人形の良し悪しはよくわかりませんが綺麗な人形だと、まず思いました。指の爪まで精巧に作られてるのには脱帽します。

ドールの顔を見たり(特に鼻立ちを)、腕部の縁でへこんでる部分からどんな風に腕や手首を曲げられるのかイメージしたり、何頭身なのかを大雑把に測ったりしてました(5.5~6くらい?)。

ローゼン展に行かなければビスクドールなんて見る機会は一生なかったと思うのでいい経験になったと思います。

 

1Fではトリビュートドールの展示と他にも展示物があったのですが、個人的にはゴチャゴチャしていて落ち着かない空間でした。右側の壁に多数貼り付けられた原作のフキダシの中で「ブラボォ!」の存在感が強かったのを覚えています。

そういえばtwitterの方で雪華綺晶のスカートの中がどうとか、という話を聞いてたんですけど実際にドールを見てみると意外にもスカート短かったのね雪華綺晶(僕は見ませんでした)。

 

そんなこんなで多分30分ほど展示物を見ながら、売り場のものを吟味。クリアファイルとPEACH-PITさんのインタビューが掲載された本を買って帰りました。本当は翠星石の紅茶やバッチもあったら欲しかったんですけど残念ながらなかったです・・・

 

このローゼンメイデン展に行った方の感想には「良かった」と「しょぼかった」のどちらかが多かったので、ちょっと不安でしたが僕は面白いものが観れたので満足でした。